囲碁の仲邑菫二段(13)が藤沢里菜女流名人(23)への挑戦権獲得を目指す、第33期女流名人戦挑戦者決定リーグ戦、向井千瑛六段(34)戦が24日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた。午前10時から始まった対局は、午後5時51分、174手までで黒番(先手)の仲邑が半目勝ちした。これで5勝1敗でリーグ最終戦を終えた。「ずっといい勝負と思っていました。途中ミスをして、負けにしたかと思いました」。
初参加のリーグでの好成績に、「5勝もできると思ってなくて、びっくりです。実力以上の結果かな。強い先生と打てて、少し強くなったかと思います」と、わずかに顔をほころばせた。
中でも大きかったのは、今月10日の上野愛咲美女流棋聖(20)戦。過去3戦3敗、昨年の女流名人戦は予選決勝で敗れてリーグ入りを阻まれたトップ棋士に勝った。「これがうれしかったです」と言う。
7人総当たりによるリーグ戦は、全勝者がいないな大混戦。同日、同所で打たれた謝依旻(しぇい・いみん)七段(32)対大森らん初段(19)戦で謝が勝って4勝1敗とした。まだ1局残っている謝は、31日に上野と対戦する。これに勝てば仲邑と同星で並んでプレーオフ(4月6日、同所)となる。謝次第だが、「もう1局打てるし、うれしいです」。
上野に負けた場合は4勝2敗となり、仲邑が初の挑戦権獲得。2014年(平26)8月、藤沢が第33期女流本因坊戦で記録した15歳11カ月での挑戦権獲得を上回り、13歳0カ月と女流タイトル戦史上最年少での挑戦者となる。

