ロシアから侵攻されているウクライナ支援の活動を行う米俳優ショーン・ペン(61)が26日、27日開催の第94回アカデミー賞授賞式でウクライナのゼレンスキー大統領に演説の機会が与えられなければ、「ミスティック・リバー」(03年)と「ミルク」(08年)でいずれも主演男優賞を受賞し、獲得したオスカー像を溶かすと、米映画芸術科学アカデミーに迫った。

ポーランドでウクライナ避難民を支援中のペンは、米CNNの取材に「(ゼレンスキー氏の演説の機会を設けないという)決定はハリウッドの歴史の中で最も卑劣な瞬間だったと思う」と語り、演説が実現しない場合は「(招待者は)授賞式をボイコットすべき。ボイコットする方が、映画を祝う瞬間よりはるかに重要だ」と呼びかけた。