井山裕太碁聖(名人・本因坊・王座=32)への挑戦権を争う、囲碁の第47期碁聖戦挑戦者決定戦、一力遼棋聖(24)対余正麒八段(26)戦が16日、東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれた。対局は午後5時39分、219手までで一力が黒番(先手)中押し勝ち。挑戦権を獲得した。

一力は前々期の第45期、羽根直樹碁聖(当時=45)に初めて挑戦して3連勝でタイトルを奪取した。昨年は井山の挑戦を受け、最終第5局までもつれる激戦を演じながら、2勝3敗で防衛に失敗している。今回はその雪辱戦だ。

挑戦手合5番勝負第1局は6月24日、大阪市「日本棋院関西総本部」で開幕する。