東京都の小池百合子知事(69)が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出のために設立した「ファーストの会」代表で東京選挙区に立候補した荒木千陽氏(40)が22日、小池氏と第一声を上げた。

小池氏はこの日、都知事としての公務を途中挟むも、東京・池袋と立川市で2回にわたり、荒木氏を応援。JR池袋駅前では「私の政治活動は参議院から始まっています」と振り返り「相棒」と呼ぶ元秘書荒木氏と自身を重ねた。小池氏は荒木氏の「突破力」「即戦力」「人間力」を評価し「国にもバシッと要望する人がいないとならない。都民の声を国政に届けなければならない」と支持を呼び掛けた。

JR立川駅前の演説は、小雨が降る中、小池氏は約15分間にわたって「(荒木氏から)『早くマイクをよこせ』と言っている空気が伝わってきました。それでは『妹』に代わります」などと親密さをアピール。荒木氏は自民党候補2人を念頭に「私はアイドルでもないし、スポーツ選手でもない」とした上で「でもこれまでコツコツと職人のように働いてきた。この1議席は東京都にとって絶対に必要であります」と話した。【沢田直人】