女優小泉今日子(56)が7日、参院選の比例代表に立候補している立憲民主党新人、辻元清美氏(62)の「七夕スペシャル」と題したインスタライブにスペシャルゲストとして登場した。

ライブには映画「なぜ君は総理大臣になれないのか(なぜ君)」(20年)に登場する立民の小川淳也政調会長(51)、ライターの和田靜香氏が出演した。

日本ではタレントが政治的な発言をすることは少ないが、辻元氏が「なぜ、出演してくれたのか」と質問すると、小泉は「その世界にはその世界のルールがある。仕事をする中で、あまり政治的なことを話したりすると、仕事がしづらくなるという感覚が、芸能の世界にはあるような気がする」と率直な感想を話した。

その上で「すごい、つまんないことだなとずっと思っていた。だけど、広告の仕事とかをたくさんやっていたときは、その中にいるわけなので、仕事に対してマイナスなイメージがあることはできないというのがあった。そういうのが嫌で独立した」と説明した。

さらに「政治家の方もそうと思うけど、普通のことを普通しちゃいけない感覚はもったいない」と心情を吐露した。

出演の理由として「みんな普通の人間で、みんな同じところに立っている。でも立つ場所が違って、そこから、この人はこう見ている。私はこう見ているみたいなことが、普通にみんなに伝えられたらいいのにな」と理由を明かした。

辻元氏、小川氏を「政治家の先生みたいな人たちじゃない。上に立って何かをしてあげる、そんな感覚で政治とは向き合っていない。そういうのが伝わると、いいなと思って」。出演は“応援”のスタンスともとられるが、フリーの立場になり「自分が行動できるなと思った」と語った。