将棋「第35期竜王戦7番勝負第3局」(10月28、29日)の会場となった静岡県富士宮市が、「おやつ投票」を行っている。市制施行80周年の記念事業として、藤井聡太竜王(20)の初防衛戦を初めて招致した。2日制の対局で、おやつは午前と午後の計4回出す機会がある。その候補を市内の和・洋菓子店などから募り、多くの人の投票で選んでもらうことにした。日本将棋連盟によると「おやつの投票制は珍しい」という。市役所での来庁者による投票は18日に終わったが、インターネット投票は31日まで受け付けている。
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京都府福知山市の、竜王戦福知山城対局実行委員会は勝負メシ、おやつ、ドリンクの3部門で候補となる「福知山グルメ」を市内から募集している。こちらは市制85周年の記念事業として、富士宮市に続く第4局を11月8、9日に行う。対局場所は、2年前に放送されたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の主人公で、戦国武将の明智光秀が築いた福知山城だ。
4年前に同所で初めて竜王戦(羽生善治竜王対広瀬章人八段=当時)を開催した時は、初日と2日目の昼食(勝負メシ)を公募した。竜王戦初の試みだった。13品の採用メニューから、羽生竜王は初日「福知山産京地どりの親子丼」、2日目「福知山名産鬼そばと名物天ぷら二種」、広瀬八段は順に「肉のまち福知山ステーキ重定食」「親子丼」を選んだ。
前回好評だったため、今回はバージョンアップ。竜王戦史上初の試みとして、3部門に輪を広げて市内の飲食業者から募る。
期間は9月8日まで。各10品ほどを選ぶ。同月22日までに結果を連絡し、27日に発表会見を行う予定。
福知山市役所秘書広報課では、「『スイーツのまち』『肉のまち』として、魅力的な食が多い本市は両対局者を町ぐるみで応援したい。将棋と食を通して福知山をPRしたい」と張り切っている。

