渡辺明棋王(名人=38)への挑戦権を争う、将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント(挑決T)決勝、羽生善治九段(52)対佐藤天彦九段(34)戦が17日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。対局は後手の佐藤が激戦の末に羽生を下し、挑戦者決定戦に進出。挑戦権獲得まであと1勝とした。羽生は敗者復活戦に回った。

棋王戦のベスト4以上は、敗者復活戦がある「2敗失格」システム。準決勝で羽生に敗れた昨年の新人王の伊藤匠五段(20)と、佐藤天に敗れた藤井が1回戦を行う。羽生は、藤井対伊藤戦の勝者と「敗者組」の挑戦者決定戦進出をかけて戦う。これに勝てば佐藤天と挑戦決定戦で再戦できる。変則2番勝負で佐藤は1回勝てば挑戦権獲得。敗者組の羽生は2連勝が条件となる。渡辺棋王への挑戦権を得て、8期ぶりにこのタイトル戦に登場するためには、もう1つも負けられなくなった。

現在タイトル獲得通算99期の羽生は、20年竜王戦以来のタイトル戦登場を目指す。藤井聡太王将(竜王・王位・叡王・棋聖=20)への挑戦権を争う、第72期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦でも挑戦権獲得まであと1勝に迫っている。