阪神ファンが優勝時に飛び込むことで知られる大阪・ミナミの中心部・道頓堀川に架かる戎(えびす)橋付近は27日夜、日本代表がコスタリカに敗戦後、大きな騒ぎはなかった。

日本代表がドイツから大金星を挙げた23日は、試合後に日本代表の青いユニホームを着た若者らが集結。太鼓の音にあわせて「ニッポン」コールを合唱し、喜びを分かち合ったが、この日はサポーターもまばらだった。スポーツバーで観戦後、戎橋に来た大阪市内の男子大学生(21)は「これがサッカーか…。これが日本代表か…」と肩を落とした。大阪府警は、戎橋に警察官を配置し、雑踏警戒に当たった。