本紙野球評論家で、釣り面でも活躍する“大魔神”こと佐々木主浩氏(55)が、茨城・大洗町などで行われたカジキ釣りの国際大会「イバラキ・インターナショナル・フィッシング・フェスティバル」で、101キロのカジキマグロを釣り上げて4位入賞したことが20日、分かった。

大会は国内外から39チームの212人が集結し、18日からの3日間で行われた。タグをつけて生きたままリリースしたのは3匹、キャッチは5匹で、姿を見たのはわずか計8匹。そのうちの1匹を佐々木氏が19日に仕留めた。大型カジキを狙う大会は通算3度目の出場だったが、釣り上げたのは今回が初めてだ。「本気で優勝を狙っていた。普段からマグロや底魚のクエとか、とにかく大きな魚を釣ることにこだわっていて、今回もマウンドで打者に向かう気持ちのまま勝負した」と話し、「茨城の海に繰り出すこの大会は超真剣。大会の雰囲気も和気あいあいとしていて楽しい。来年以降も多くの釣り人に楽しんでもらいたい」とごきげんだった。

漁船やクルーザーなどで疑似餌を引っ張って魚を誘って釣り上げるトローリング釣法で、佐々木氏は重さ負荷50ポンド(約22キロ)という細い釣り糸で101キロを釣りあげた。最大魚は146・2キロ。「私の順位は4位だったけど、魚との勝負に勝てたことがうれしい」と笑った。【寺沢卓】