元AERA編集長のジャーナリスト浜田敬子氏は6日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、東京都の小池百合子知事が、所得制限をなくした上で私立を含めたすべての高校の授業料を実質無償化する方針を表明したことについて、評価した。

「これはありがたい。私立(に通わせている)方がやはり助かると思う」とした上で、与党税調で高校生がいる世帯の扶養控除の縮小案が浮上していることを踏まえ「国は本当に少子化対策をやる気があるのかといわれているタイミングで、打ち出した。来年の都知事選があることも含めて、政治勘というものが働いたのだと思う」と述べ、来年の都知事選3選出馬が取りざたされる小池氏の政局勘も踏まえながら指摘した。

その上で、大阪府でも府民を対象にした所得制限のない形での高校授業料無償化を打ち出していることを踏まえ「大阪が打ち出した時、近隣県からも『うちもやってほしい』という声が出た。都がやるということは、首都圏の近隣自治体もやらざるを得ない(流れになる可能性がある)ということを考えると効果が大きい」と述べ、首都圏の近隣自治体にも波及する可能性に触れた。

一方、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「東京は財政規模も大きいし財政内容も健全だが、全国に広がるとなると、できるところとできないところが出てくる。そうなると国(が対応するところ)までいくのか。もし広がらないということになればさらに、東京と地方の格差が広がるきっかけになるかもしれない」と懸念を示した。

浜田氏はまた「都内の私立高校には、近隣県からも通ってきている。同じ高校の中で、無償化で通える子と、授業料を払う子が出てくることが、これからの問題ではないか」とも指摘した。