米フロリダ州マイアミのショッピングモールに新年早々3メートルを超えるエイリアンが出没したとネットが騒然となり、警察が「歩く人間の影で、エイリアンの出現はデマ」と否定声明をインスタグラムで発表する騒ぎとなっている。
米NBCニュースなどによると、ことの発端は元旦にマイアミにある屋外ショッピングモールで50人以上の10代の若者が通行人に向けて花火を発射したり、店舗で略奪行為を行っているとの通報を受けてパトカーが駆けつけたことだったという。
数十台のパトカーが現場に集まる様子がネットで拡散されると、X(旧ツイッター)であるユーザーが「3メートルのエイリアン/生き物が映っている」と主張。建物の入り口付近に見える不鮮明な灰色の影のようなものを拡大した映像も投稿され、「灰色の大きな生き物が歩いているのが分かる」と主張するユーザーもおり、エイリアン捕獲のために警察が出動したとの陰謀論が広まった。
「エイリアンがモールの内外に向けて攻撃を行っている。警察は少年たちの花火の打ち合いだと主張して事実を隠蔽(いんぺい)している」「メディアが沈黙しているのが何よりの証拠」などの投稿や、花火を打ったのはエイリアンから身を守るためだったと書き込む人もいた。
デマが拡散されていることを受け、マイアミ市警察の公式アカウントが5日に「エイリアンは存在しない」と市の安全をアピールする動画を投稿。乱闘する群衆を鎮圧するのに手間取ったことから市内の全警察官に出動が命じられた結果、これほど多くのパトカーが集まることになったと説明し、「今、ネットで拡散されているモールの中を歩き回る身長3メートルのエイリアンは、実際には歩く人間の影。マイアミにエイリアンは存在しません」と述べ、落ち着くよう訴えた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

