囲碁・藤沢一就八段(59)の一門後援会のお披露目会が26日、都内で行われた。藤沢八段とその弟子たちの功績をたたえ、さらなる活躍を後押しし、囲碁界の発展と振興に尽力しようと、発起人53人も参集。その代表は東工大囲碁部出身の本保芳明初代観光庁長官(74)と、ぐるなびの滝久雄会長(83)が務める。発起人にはデザイナーのコシノジュンコさん、今年春に公開予定の映画「碁盤斬り」の脚本を担当した加藤正人氏らが名を連ねるなか、動きだした。

藤沢一門には一番弟子の寺山怜六段(33)をはじめ、2017年(平29)に井山裕太本因坊に挑戦した本木克弥八段(28)、天元を2期保持した関航太郎九段(22)、上野愛咲美女流名人(女流立葵杯=22)、その妹で現在女流棋聖戦で仲邑菫女流棋聖(14)に挑戦している上野梨紗二段(17)ら現在13人の囲碁棋士がいる。さらに、今年4月1日付で柳井一真新初段(17)と、女流特別採用推薦棋士の竹下奈那新初段(15)もデビューする。

囲碁界ではかつて、故木谷実九段が神奈川県平塚市や東京・四谷の自宅に弟子を住まわせ、自己研さん型の指導方針で大竹英雄名誉碁聖、小林光一名誉棋聖、趙治勲名誉名人、石田芳夫九段、武宮正樹九段ら多くの棋士を育てた。藤沢の場合、それぞれの個性を生かし、「強い棋士になる」「全人的な教育を施す」「囲碁文化を向上させる」という狙いで指導し、00年から200人もの子どもを教えてきた。

藤沢は「いろいろな工夫や努力をして、改善して教室はよくなってきた・できる範囲で工夫して、覚悟をもってしっかり育成、普及活動をしたい」とあいさつし、大きな拍手を送られていた。