社会学者の古市憲寿氏が16日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。愛知県小牧市にある愛知中央美容専門学校が5月9日に今月末で閉校すると発表した件で、「これからこういう事件、増えていくと思う」と分析した。

美容業界についても、厳しく踏み込んだ。「18歳人口がどんどん減っているし、美容学校も立ち行かなくなると思う。2年間学んで国家資格を得たとしても、美容師さんの収入は全産業平均よりも低く、勤続年数も短い。免許があるのに別の仕事で働く人もいる。美容業界の構造を見直さない限り、先行き厳しい」と断じた。

そのうえで大学、専門学校全体への視点を広げ、「どんどんつぶれていくと思う。つぶしていかないとおかしなことになっちゃう。学校の数はそのままにして、学生が減っていくわけだから。レベルも下がっちゃうし、前向きな撤退も必要になってくる」と持論を展開した。

愛知中央美容専門学校は、2004年(平16)開校。86人が学ぶ。1年生は入学料や授業料など100万円、2年生は授業料など50万円をすでに支払ったという。運営主体となる愛知中央美容協同組合は3社の共同出資となっているが、このうち2社が昨年8月と9月に相次いで経営破綻した。それでも同年10、11月に願書を受け付けていた。