わて、心機一転、また太鼓をたたきまっせ-。

大阪・道頓堀の名物看板人形「くいだおれ太郎」が店頭でコミカルに太鼓をたたく動きで出迎える商業施設「中座くいだおれビル」の全面リニューアル工事が終わり、26日、新装開店した。

リニューアル期間、太郎は「75歳」にして人生初めての長期バカンスに出ていたが、リニューアルされたビルのエントランスに元気に登場した。

太郎は吹き出しに「ええ休暇になりましてん 今日から また太鼓叩きまっせ!」と約5カ月に及んだバカンス明けの心境を独白した。

同ビルの目玉は全長約6メートルの「くいだおれ太郎」の上半身の立体看板。道頓堀は、かに道楽の電動式「巨大カニ看板」など立体看板の“激戦区”だが、太郎も新入りとして仲間入りした。

くいだおれ専務取締役の柿木央久(てるひさ)氏は「照れておます」と太郎の晴れ晴れしい気持ちを代弁し、新しくなった「職場」でテープカットに“出席”した感想を「ええ華(はな)させてもらいました」と大阪言葉で表現した。

同ビルは大阪らしい食に加え伝統芸能やお笑いの体験コンテンツをそろえる。地下1階~地上4階に、お好み焼きや串カツなどの飲食や土産物など入る。5階には雅楽や能の公演を仮想体験できるXRシアターも完成した。最上階の6階は食事やお酒とともに芸人の漫才やコントを堪能できる吉本興業の劇場「よしもと道頓堀シアター」(126席)に生まれ変わった。

太郎はさっそく、新しい「職場」で観光客らをお出迎えした。