牛丼大手チェーン「すき家」が27日、一部店舗で発生したみそ汁へのネズミ混入をめぐり、公表を控えていたことを謝罪した上で経緯を説明した。
公式サイト上で「すき家鳥取南吉方店において発生したみそ汁への異物(ネズミ)混入につきましては、異物が混入した商品を提供されたお客様はもとより、多くのお客様に対し不安と懸念を与えてしまったことを深くお詫び申し上げます」と書き出した上で「また、発生当初に当社がホームページ等での公表を控えたことにより、お客様に不信の念を抱かせる結果となってしまったことについても、重ねてお詫びを申し上げます」と謝罪した。
そして「3月22日の本件に関する公表以後、1月21日に事案が発生してから公表に至るまでの間の当社の対応や異物が混入した具体的な状況につき多くのご質問をいただいていることから、第2報として以下の通りご報告いたします」とつづり、時系列順での経過を説明した。
1月21日の発生当日から現地調査と並行して店内カメラの映像確認を実施したという。「その結果、異物が店内に侵入した経路については、当該店舗の大型冷蔵庫の扉が店外に面しており、その下部に設置されたゴム製パッキンに生じていたひび割れから侵入した可能性が高いと結論」付けた。
さらに現在対応の防止策や今後実施する対策も発表した。「・全店舗において、商品提供前の目視確認を徹底 ・全店舗の従業員に対する衛生教育の再実施(3月中に完了予定)。以降も、月に1回、定期的に教育を実施。 ・四半期に一度、全店舗において建物のクラックや隙間などの有無の点検および懸念箇所が確認された場合の修繕を実施。 ・全店舗のゴミ庫の冷蔵化」と列記。「現状、害獣・害虫の誘引を防ぐため、全国1,971店舗中約800店舗で廃棄物を保管するゴミ庫を冷蔵化している。残る店舗のうちショッピングセンター内などの店舗を除く1,089店舗につき2025年中の冷蔵化完了を目指す」とした。
異物混入の経路については「当社が実施した現地調査および店内カメラの映像確認の結果、当該店舗の大型冷蔵庫の扉が店外に面しており、その下部に設置されたゴム製パッキンに生じていたひび割れから混入したネズミが侵入した可能性が高いと結論付けております。また、お椀への混入は、みそ汁の具材を入れたお椀を大型冷蔵庫で一時保管していた間に混入した可能性が高いと考えております」と報告。
続けて「店内カメラの映像については、具材をお椀に入れる準備工程のほか、みそ汁を鍋で作成してから保温機器(ジャー)にセットし当該お客様に提供するまでの一連の映像を確認しました。その結果、当該異物が鍋に混入する様子は確認されませんでした。混入が認められたお椀は1つです」とした。
最後に「また、当社の専門部署(グループ食品安全基準本部)が、混入した異物が加熱されていたかどうかを調べる検査(カタラーゼ検査)を実施した結果、加熱されていないことを示す反応が出たことから、科学的な視点からも異物が鍋に混入した可能性は著しく低いと考えております」と締めくくった。

