将棋の伊藤匠叡王(22)が30日、東京都内で行われた「第22回詰将棋解答選手権」の最上位クラス「チャンピオン戦」に初出場した。前半の5問(各10点)は29点、後半の5問(同)34点の計63点で13位だった。

詰め将棋の月刊誌「詰将棋パラダイス(詰パラ)」を愛読している伊藤は、昨年12月の「SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2024」に出場した際、「来年やってみたいこと」をテーマにしたトークショーで「詰将棋解答選手権に出たい」と話していた。前半90分は、ほかの出場者が走らせるペンの音に焦りを感じたという。「初めてで慣れない部分もあった。かなり緊張感があって、いつも通りとはいかなかった。難しい問題に取り組むのは楽しかった。また出たい」と笑った。

前半の第3問は、4月3日に開幕する叡王戦5番勝負の挑戦者、斎藤慎太郎八段の21手詰めの作品だった。部分点の1点だけに終わった。詰め将棋では1本取られたが、対局になれば話は別。「頭を切り替えて準備しようと思います」と、タイトル初防衛を目指す。