政府は2026年春の叙勲受章者を29日付で発表した。
今回最高位の旭日大綬章には元総務相の佐藤勉さん(73)、元文部科学相の中川正春さん(75)、元和歌山県知事の仁坂吉伸さん(75)ら10人を選出した。マンガ家の里中満智子さん(78)や、「機動戦士ガンダム」生みの親でアニメーション映画監督の富野由悠季(本名・富野喜幸)さん(84)には旭日中綬章が授与される。受章者は旭日章853人、瑞宝章3022人で計3875人。
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「アリエスの乙女たち」「天上の虹」など、数々のヒット作を生み出した。日本漫画家協会理事長など要職を歴任し、マンガ文化の地位向上にも大きく貢献。旭日中綬章に決まり「若い人たちの励みとなって、厳しい道のりを切り開いていくささやかな力になれたらうれしく思います」と喜びのコメントを出した。
1964年にデビューした。「マンガが市民権を得ていない時代、マンガ家になりたいと口に出すことは勇気が必要でした」と振り返り、今日の隆盛につながる種をまいた手塚治虫らに深く感謝する。「『多彩な表現、多様なジャンル、ありとあらゆるテーマ』が開花して咲き誇っています」
2023年、文化功労者に。この数年は体調が整わず「もう描けないかもしれない」と思い始めていたが、今回の知らせに「気持ちを新たにチャレンジを続けようと自分に言い聞かせております」。78歳の今、再び創作意欲をみなぎらせている。

