石破茂首相は7日の辞任会見で、6日夜に公邸を訪れた菅義偉元首相や小泉進次郎農相とどんな会話を交わしたのか、その会話が今回の判断にどう影響したのか問われる場面があった。6日の会談で、石破首相は進次郎氏とは特に計2時間、向き合った。進次郎氏は菅氏が退出後も公邸に残って、首相と向き合った。総裁選前倒しを求める声が拡大する党内の情勢を踏まえ、総裁選前倒しを求める声が党内で拡大する中、自発的な辞任を求めたとみられている。

石破首相は、菅氏と進次郎氏との会話について「ここで話すようなこととは思わない。ここでペラペラしゃべるようなことは断じて致しません」とした上で、菅氏から「党の亀裂は避けるべき」との言葉があったと明かした。「分断はあってはならないということは、歴代の総理総裁経験者のみなさんと話をした時に、強く(菅)副総裁がおっしゃっていたことだ」と述べ「私どもの政権は、菅元総理のいろんなお知恵、お力によるところが大きかったと考えている」とも語った。昨年の総裁選決選投票での支援が念頭にあるとみられる。

一方、進次郎氏との会話については「多くを発言されたわけではない」と多くを語らなかったが、「私も、小泉さんが初当選した時からいろいろ議論を戦わせてきた。そこ(6日の会談)において彼が積極的に発言したのではないが、いろんな発言、示唆があったということに尽きる」と述べ、進次郎氏からの発言が響いたこともうかがわせた。

石破首相が辞任を正式表明 総裁選前倒し要求に勢い「解散カード」も効果なく万策尽きる