読売テレビ特別解説委員の高岡達之氏は1日、日本テレビ系「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」(土曜午前11時55分)に出演。10月31日に行われた日中首脳会談に先立ち、高市早苗首相が自身のX(旧ツイッター)にアップした、中国の習近平国家主席とのツーショット写真が意味する「効果」を解説した。

高市首相は31日、Xに「APEC首脳会議前に、控室で中国の習近平国家主席と挨拶を交わしました」とつづり、習主席との、ともに笑顔のツーショット写真を投稿。この投稿には「トランプの時には出なかった習さんの笑顔」「きんぺーさん笑ってるやん!」「このにらみ合いは長州力とアントニオ猪木やん」「笑顔で握手しながら殴り合う世界」などさまざまな反応を生み、高市首相はその後、習氏との首脳会談に臨んだ。

高岡氏は、日米、日韓、日中の順番で行われた首脳会談について「順番が非常に良かった」と指摘。日米首脳会談で、初対面のトランプ米大統領と一気に距離を縮めた高市首相に対し、「韓国政府と中国政府は詳細に、高市首相の発言と振る舞いを研究したのが丸わかり」とも述べ、韓国の李在明大統領が会談に際し、高市首相が就任会見で口にした韓国のりと韓国コスメを贈ったことは「典型的なもの」とも指摘した。

一方、中国側に関しては、高市首相のこれまでのタカ派的発言もあり、当初は首脳会談に応じるのかどうか不透明だった。高岡氏はそれを念頭に「国内では高市総理の振る舞いに批判的な声を出す方もいますが、最終的に中国が会談に応じたのは、あれ(日米首脳会談)を見て、『会っておかないとまずい』と思ったのではないか」と指摘した。

その上で、日中首脳会談直前のX投稿に言及。「サポートした事務方、官僚のみなさんの奮闘ぶりを指摘しておきたい。首脳会談の前に控室で、初対面にならないようにと(高市首相は)、習近平主席のところに歩み寄った。(X投稿の習氏とのツーショット写真の)このお顔は、笑顔以外の何ものでもない」と述べ、「(習氏は)大国のトップですし、首脳会談の時は中国向けのテレビでも流れるので、笑えない。しかし、ここ(控室)では高市総理に対し、先に権力を持っているという余裕も見せないといけないので、笑顔なんです」と、当時の状況を推測。「しかもこの写真は、高市総理が撮影したものではなく、同行者が撮影してXにあげれば、これはこれで、中国側が発表しなくても世界に流れる。こういったところが、今回はオールジャパンでよかった」と、事務方のサポートを評価した。

「今後は別として、(高市首相にとっても)いい印象の外遊だったのではないか」とも口にした。