日本維新の会の藤田文武共同代表は4日、国会内で記者会見し、共産党の機関誌「しんぶん赤旗」の日曜版に、自身の公設秘書側への「公金還流疑惑」を報じられたことをめぐり、しんぶん赤旗は「報道機関ではなく(報道内容は)政治的主張だ」などと、持論を展開した。記事は「恣意(しい)的につくられた」と主張し、今後、同紙からの質問状には「一切返答しない」とも述べた。

しんぶん赤旗はこの日、藤田氏が自身のX(旧ツイッター)に投稿した赤旗側からの投稿をめぐり、同氏が公開した赤旗記者からの質問状への回答文を公開した際、氏名や連絡先の一部がさらされたままだったとして、名刺画像などの削除申し入れを行った。指定期日までに対応がなされなかった場合は、「法的な検討に入る」としていた。

藤田氏は、しんぶん赤旗の報道に触れた際、最初に届いた質問状について「回答期限が翌日までというのは、『週刊誌あるある』だが、私どもとしては不誠実かつ一方的なやり方」とした上で、「赤旗は公平性を重視する報道機関ではなく、共産党のプロパガンダ紙という認識をしている。私の事務所への質問状で、短期間での要求期日に返答はしたが、回答内容はほとんど好意的には反映されす、記事は恣意的につくられたと理解している。今後は、共産党および、しんぶん赤旗の質問状には一切返答しない」と言い切った。

この日、しんぶん赤旗の記者の名刺が記された回答書をXから削除するよう申し入れが行われたことへの対応を問われると、「基本的に、週刊文春や類推する週刊誌以外に、そういう取材書を受けたことはない。番記者のみなさんには丁寧にやっていただいている」と述べ、Xに公開した赤旗の記者の名刺情報について「携帯電話(の一部)は消しているし、メールアドレスも(一部を)消している。それ以外(の代表番号など)の情報は、住所を含めて公開情報だ」と主張し、応じない構えを示した。

「赤旗は、報道機関ではなく、非課税の事業をされている政治活動で、公平な報道ではなく、政治的主張だ」と、再び持論を繰り返し、「共産党さんに何か質問されても答える義務はない。そういう関係性の整理をしている」と述べた。双方の主張は、「全面対決」の様相を呈してきた。