高市早苗首相は26日、国会内で行われた就任後初の党首討論で、立憲民主党の野田佳彦代表から、先週に発表した総合経済対策をめぐり「放漫財政」と批判的に指摘されたのに対し、ちゃめっけたっぷりに切り返す場面があった。

野田氏は、「規模の大きい経済対策を閣議決定された。補正予算の規模も相当大きくなるが、マーケットが今、警鐘を鳴らしている」として、「金利高、債券安が進んでいる。財政にいちばん敏感に反応する超長期債は、史上最高で、金利が上がり続けてきている」と指摘。「高市政権になってから上がり続けているのは今回の経済対策も含め、放漫財政への警鐘ではないか」と、指摘。「高市円安」への懸念も示した。

「マーケットの警鐘」への感想を問われた高市首相は、具体的なコメントは避けつつ「放漫財政というようなご指摘には、けして当たらない経済対策を組んだつもりでございます」と反論した。

ここで高市首相は、突然、笑顔になって「私は割と柔軟で素直なところがいいところなんですけれども」と切り出した。委員会室からも笑いが漏れる中、「経済対策を組む前に予算委員会を開いていただき、野党のみなさまからいろいろなご意見をいただいた。特に物価高対策で、これでは十分ではない、足りんのじゃないかといろんなご意見をいただき、それもかなり取り込ませていただいた」と強調した。

その上で「今、とにかく国民のみなさまが困っていらっしゃるのは物価高。これに対してしっかり対応していかないといけない」と述べた。すると、すぐに表情を変えて「もう1つは、成長する経済をつくらないと財政は絶対に健全化しないと私は思っているからこそ、危機管理投資を肝にすえた」などと述べ、野田氏に理解を求めた。