フリーアナウンサー古舘伊知郎が5日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。年末恒例「現代用語の基礎知識選 2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」の年間大賞に1日、女性初の内閣総理大臣となった高市早苗首相(64)の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が選ばれたことをめぐり、同賞について私見を述べた。

古舘は冒頭で「流行語大賞、もういらないよ」と切り出した。

そして「流行語大賞、発表になったでしょ?予定通りね。“働いて働いて働いて働いて働いてまいります”っつった、高市総理のこの言葉が流行語大賞に輝いた…嫌になっちゃうんだよな。まずあの流行語大賞というもの自体がもうスポンサーも変わってね、ずっとつないできてるんだけど、みんなわかると思うけど“流行語”なんてもう、流行んないでしょ? 流行語なんてね、もう言葉のバブルの時代には今年の流行語っていっぱい満載されている時代もあったけど、今回のなんか改めてリスト見たって全部“今年定着した言葉の羅列”じゃない。“流行した言葉”とはもう趣が違うわけだよね。だから、もうあってもしょうがないよ、こんなの。もうやめたほうがいいんじゃないかと思うよ、俺は」と新語・流行語大賞の存在意義にも言及した。

さらに「そもそもがこの“働いて働いて働いて”がね、大賞をとるってことはおかしいと思うなんでかというと俺はあの高橋さんの発言を聞いた時に“いちいち言うな”と思ったから。そんなものは一国の宰相になって、この日本国を牽引していく人ってのは、5回繰り返すどころか100万回繰り返して働き抜かなきゃいけないんでしょ? それを望んで総理になった人なわけでしょ? 当たり前に言わずもがなだから言わなくていいの、そんなの。例えば中世のヨーロッパの貴族たちが“私たちの最大の仕事というのは一切働かないことなんです”とは大見え切らなかったでしょ? ただ行動で示してカモ狩り行ったりキツネ狩り行ったり、働かないそぶりを見せ続けてきたわけでしょう。だから何か庶民が困りに困ったっていう時だけノブレス・オブリージュで、貴族というのは責任をもって自己犠牲を図らなきゃいけない倫理観というのを持ってたわけでしょ。それと同じなんですよ、総理大臣ってのは、だからあえて“働く”なんて当たり前のことを言う必要ないのに、こんなものが流行ってるわけでもなんでもないわけだよ」と続けた。

また古舘は「それでなんかね、これが大賞になった理由として、働き方改革にまい進している経済界が度肝を抜かれちゃったと。それに対して逆行するようなこと言われて。でも改めて考えてみると仕事って昭和の時代はそんなもんだったな、みたいな。そんなノスタルジーみたいのを含めてなんで大賞にならなきゃいけないのかなと思うしね。当たり前なことを、言わなくていいことを言っただけの話なんですよ」と述べた。

高市氏は10月4日、自民党総裁就任直後の挨拶で「全世代総力結集で全員参加で頑張らなきゃ立て直せませんよ。だって今、人数少ないですし、もう全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。わたくし自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります」などと力強く意気込みを語り、話題になった。

【流行語大賞】高市早苗首相の「働いて×5」が年間大賞!鬼気迫る演説のフレーズが今年の代表語