将棋界の50代以上のベテラン棋士が熟練の技を見せる、第3回達人戦立川立飛杯準々決勝第3局、羽生善治九段(55)対屋敷伸之九段(53)が6日午後3時40分から東京都立川市「立川ステージガーデン」で始まった。矢倉の出だしとなった対局は終盤、形勢が二転三転。「詰むや詰まざるや」の息詰まる寄せ合いの末、後手の羽生が逆転勝ちして、ベスト4に勝ち上がった。先月26日、前人未到の1600勝を決めた直後の公式戦を白星として、勝ち星を「1601」に伸ばすとともに、準決勝進出を決めた。

「やや良しと思いましたが、中盤から何回か間違えました。コンディションを整えて頑張りたい」と、準決勝に向けての抱負を語っていた。

すでに準々決勝は2局終了。森内俊之九段(55)が行方尚史(なめかた・ひさし)九段(51)、郷田真隆九段(54)が谷川浩司17世名人(63)をそれぞれ下してベスト4に進出。勝った両者は7日、同所で行われる準決勝で対戦する。

この後の準々決勝第4局では佐藤康光九段(56)対丸山忠久九段(55)戦が行われ、こちらの勝者が羽生との準決勝でぶつかる。

この公式戦は持ち時間各30分、使い切ると1手30秒未満で刺さなければいけない早指し戦。