将棋界の50代以上のベテラン棋士が公開対局で熟練の技を見せる、第3回達人戦立川立飛杯決勝、羽生善治九段(55)対森内俊之九段(55)戦が7日午後3時15分から東京都立川市「立川ステージガーデン」で始まった。先手後手を決める振り駒はと金が3枚出て、森内が先手、羽生が後手となり、角交換の出だしとなった。
同学年の2人は、小学生時代からのライバルでもある。羽生の方がプロデビュー(1985年12月)、初タイトル(1989年12月の竜王)と速かったが、名人5期獲得による永世名人の称号は森内の方が07年(18世名人、羽生は08年で19世名人)と速い。
今回、森内は初めての決勝進出。6日の準々決勝では行方尚史九段との千日手指し直し局を制し、7日の準決勝では郷田真隆九段を下した。2年ぶり2回目の決勝で、第1回以来の優勝を目指す羽生は準々決勝で屋敷伸之九段、準決勝で佐藤康光九段との激戦を制して勝ち上がってきた。
96年の名人戦で森内が羽生に挑戦して以来、平成の将棋界でタイトル争いを繰り広げてきた両者の指し回しから目が離せない。
達人戦は持ち時間は各30分、使い切ると1手30秒未満での指し手が要求される早指し戦。

