日本漢字能力検定協会が12日、2025年の世相を1字で表す「今年の漢字」を発表した。1995年(平7)から始まった今年の漢字も30周年を迎え、今年で歴代31文字目となる漢字は「熊」だった。今年も、清水寺(京都市東山区)の森清範(せいはん)貫主が揮毫(きごう)した。
「今年の漢字」は、「新語・流行語大賞」とならぶ年末の風物詩。今年の新語・流行語大賞は高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」だった。今年の漢字では高市首相の「高」は3位で、“2冠”は逃した形となった。
応募総数189,112票のうち、「熊」が23,346票(12.34%)を集めての第1位。2位は「米」23,166票(12.25%)、3位は「高」18,300票(9.68%)だった。「米」は価格高騰や備蓄「米」放出、米国のトランプ大統領による国相互関税「トランプ関税」による混乱などの出来事があった。「高」をめぐっては、高市早苗首相が女性初の首相に就任。物価高などの話題が背景とみられる。
日本漢字能力検定協会は、今年の漢字の募集の際、参考となる今年の出来事として、元タレントの性加害問題でテレビ局が10時間以上会見、旧統一教会への解散命令、トランプ関税、大阪・関西万博、「令和の米騒動」、プロ野球の名選手・名監督である長嶋茂雄さんの死去、参議院選挙で自民・公明大敗で過半数割れ、戦後80年、石破茂首相の退陣、坂口志文氏がノーベル生理学・医学賞を、北川進氏がノーベル化学賞を受賞、クマ被害の犠牲者過去最多、高市早苗氏が女性初の首相などを挙げていた。

