高市早苗首相は5日、伊勢神宮を参拝後、三重・伊勢市内で年頭の記者会見に臨み、「昨年まいた前向きな改革へのエネルギーをもっと力強いものとして、いかに困難な改革でも果敢に挑戦したい」と、今年の抱負を口にした。

高市首相は、「首相就任から77日がたちました。この間、目の前の課題に対し懸命に駆け抜けた77日間でした」と昨年を振り返り、「神宮に参拝し、清れつな空気に触れ、あらためて身の引き締まる思いがした」とも打ち明けた。

今年の干支(えと)が丙午(ひのえうま)に当たることに触れ「丙(ひのえ)には、前の年からのエネルギーが一段とはっきり、発展する意味があるそうです」として、「昨年はガソリン税、軽油引取税の暫定税率が廃止されることが決まった。半世紀以上続いてきた暫定税率をなくすことができた。やればできる。やればできるんです」と強調。さらに「『午』には、午前と午後を分ける境目という意味があり、丙午はエネルギーに満ちた状態から、次なる時代への移行に備えるべきタイミング、分水嶺(れい)ともとらえられる」とした上で、「本年も我が国にとって、大きな分水嶺になるかも知れません。日本を取り巻く国際情勢が大きく変化する中、大局観を失うことなく、我が国がどのような次の時代を切りひらいていくかを見据え、この1年、政権運営に当たっていかないとならない」と述べた。

「日本列島を強く豊かに。やるべきことは明確です」と、自民党のポスターに採用されたコピーにも触れながら、決意を示した。

高市首相はさらに、皇室典範や憲法改正に言及しながら「今やらないといけない課題が山積している時に、立ち止まっているひまはない。本年は、政治のリーダーシップをしっかり発揮していく年にしないといけない。分水嶺となるかも知れない丙午の年頭にあたり、強く感じています」と訴えた。

「新しい年が、すべての国民のみなさまにとってて安全で幸せな1年となるようお祈り申し上げます」とも呼びかけた。