立憲民主党の原口一博衆院議員は8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。野田佳彦代表が5日に行われた党の仕事始め式のあいさつで、ネット上の厳しい評価に触れた際、「媚中派の最高顧問」と自虐的に言及した部分を、「言い間違いにもほどがある」と、厳しく批判した。
「常任顧問」の岡田克也元幹事長を念頭に置いた発言だったが、同党の最高顧問は、現在衆院予算委員長を務める枝野幸男元代表だけで、枝野氏は野田氏の発言に自身のX(旧ツイッター)で、「親台派と呼ばれることはあっても、媚中派と呼ばれるような言動は一切していない」と反論し、野田氏もその後、「常任顧問」と訂正している。
原口氏は「枝野幸男代議士が民主党時代から一貫して台湾に心を添えてきたことを知っている」として、野田氏の発言を「言い間違いにもほどがある。今は亡き仙谷代議士が知ったら顔を真っ赤にして怒ったのではないか」と、厳しくただし、「敗戦後の賠償等についても当時の中国、蒋介石政府が日本に対して寛大な措置をしてくれた。それなしには、日本の復興もなかったことを知っている心ある政治家は、恩に仇で返すようなことを台湾にすることは、恥だとわかっていた。枝野幸男代議士は、そのような心ある代議士の1人だ」と主張した。
一方、野田氏の「媚中」という表現にもかみつき、「私は、岡田克也氏の質問も含めて厳しく批判してきたが、彼を媚中派と断じたことは、一度もない。岡田克也氏は、自民党時代に田中派(旧経世会)に所属していたと聞く。田中派は、中国に重きを置く外交姿勢でも有名だった」と背景を指摘。また、野田氏が、安住淳幹事長を念頭に「態度の悪い幹事長」と述べたことにも、「野田佳彦氏が自分でお願いした幹事長ではないか」と苦言を呈した。
原口氏は、この日更新したYouTube番組でも「ウケ狙いの自虐ネタ。代表あいさつくらい、原稿をだれか書いていないんですかね。腰だめでやってもらったら、本当に困るんですよね」とあらためて指摘。「『媚中の最高顧問』は、完璧に間違っている。最高顧問は枝野さんひとり」と述べ、「彼は党の台湾議連の役員で親台派の代表。媚中派と呼ばれるようなことは1度もしていない。言い間違いにも限度というものがありますね」とあらめて批判し、「自分の党内の『親台派』『親中派』くらい、頭に置いといてくれないと」と訴えた。
その上で「ちょっと、たがが外れていますね。立憲民主党への解党デモがあるけれど、自分らがネットからだけ文句を言われていると思ったら大間違い。ネットについて(これまで)軽視してきたでしょ。ネットも国民の議論なんですよ」とも述べ、「立憲民主党は、ゼロから足元を見直した方がいい」と訴えた。

