政治ジャーナリスト田崎史郎氏は17日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブルサタデー」(土曜午前11時30分)に出演。立憲民主党と公明党が結成で合意した新党「中道改革連合」について、「ひとことで申し上げれば、『じり貧脱却連合ですね』」と、手厳しく語った。

番組では、両党とも、最近の政党支持率が伸び悩んでいることを伝えた。田﨑氏は「立憲民主党も公明党も支持率だけでなく、昨年の参院選の比例代表の得票率もどんどん落ちてきている」とした上で「じり貧なんだけど、お互いの強みを生かして勝とうとしている」と、今回の電撃的な新党結成の背景を分析した。

「お互いの強みとは、立憲民主党は、全国的に候補者を立てる力があるし、公明党は創価学会という日本最強の選挙マシンがあり、各選挙区に1万~2万の票があるといわれており、その票を動かせる。そういうお互いの強みを生かして、これから生き残って戦っていこうということ」と述べた。

「中道」側は、石破茂元首相ら自民党内の穏健保守派にも声をかけたとされるが、田﨑氏は「去年の秋の段階で、斉藤(鉄夫・公明党代表)さんは、石破さんや石破さんの周りの方に、いっしょにやりませんかという話はしている。岸田(文雄元首相)さんにも話されたという話を聞いたが、ただ、おふたりとも総理総裁の経験者者なので、動きづらいだろうと思う。もし動いたら大変なことになりますね」と述べ、石破、岸田両氏の動きは今後の新党の鍵を握るとの見方を示した。

石破、岸田両氏が「中道」の誘いに応じる可能性は、田﨑氏は「低いと思う」と述べた。

一方、ともに解説で出演したテレビ朝日政治部野党キャップの村上祐子記者は、高市早苗首相の新党に対する受け止めを問われると、「周辺によると、いつも気にしているみたいです。自民党内でも、長年連立を組んでいた公明党が、まさか立憲といっしょになるとは思わなかったでしょうし」と、分析した。