元外務審議官の田中均氏が20日午前、自身のX(旧ツイッター)を更新。19日に行われた高市早苗首相の衆議院解散表明会見などを、痛烈批判した。

高市首相は官邸で行った会見で、23日の通常国会冒頭で衆議院を解散すると正式表明。「高市早苗が総理でいいのか、主権者たる国民のみなさんに決めて頂くしかないと考えた」と述べ、「与党で過半数」の勝敗ラインに、総理としての進退をかける意向も示した。対する立憲民主党と公明党の新党「中道改革連合」は綱領と基本政策を発表した。「高市解散」表明を受け、戦いの幕は切って落とされた。衆院選の日程は1月27日公示、2月8日投開票となる。

田中氏は今回の更新で「『姑息』だ」と厳しい語調で書き出した。そして「『しない』と言って突然解散、支持率を背景に『総理』を選ぶ選挙だと言い、自民党衰退の原因だった『政治とカネ』には一切言及なく、職をかけると言いながら勝敗ラインは与党で過半数という現状維持の低いレベル。これが予算審議を遅らせ自民党総裁選びに続く政治空白をつくる理由なのか」と指摘した。

田中氏は19日の更新でも、高市氏の会見をうけ「高市首相の弁を聞いて空恐ろしくなった。総選挙は自分が総理に相応しかどうか決める為という。責任ある積極財政も外交安保も実績を示すべきなのに、まず選挙と言う。対外関係は国際法無視を厭わないトランプ政権や、悪化した日中関係をどうするかという課題に一切言及ない。白紙手形は出したくない」とポストしていた。