健康問題を理由に参院議員を辞職する考えを表明した、れいわ新選組の山本太郎代表(51)が21日、会見を開き、記者の質問に答えた。
直前の党の公式YouTubeチャンネルで投稿された動画内では、「私、山本太郎は、本日、参議院議員を辞職します」と発表。「衆議院選挙(立候補)のためではありません。健康上の問題です」と説明した上で、「端的に言うと多発性骨髄腫、血液のがん。その一歩手前にいます」と語っていた。
会見ではこの前提で、記者の質問に回答。記者からは、病気でも辞職しなかった国会議員の例があることや、当事者が国会で活動する意義などを党や山本氏が主張していたことを聞かれた。山本氏は「おっしゃるとおり、重度障害を持った国会議員も2名いる」とした上で「私の選択肢の中にもそういうものが全くなかったわけではない」と、闘病と国会議員職を並行することも検討したと明かした。
その上で「自分の性格、といいますか、ゼロ-100みたいな生き方をしてきた。自分の特性を考えたとき、議員バッジを着けた時、代表としての仕事を抑えてやっていくことができるか…たぶんブレーキが効かない。ムリをしちゃう」と自己分析。「(病気が)進行している状況ならば考えたかもしれない。今、一歩手前で、ここから進行していく。生きる、という事を選ばなければ、命を奪われてしまう」と強調した。
また党代表は継続することについても言及。「政党代表も降りて療養に専念する方がいい、という意見もあると思う。選択肢の中にはありました」とした上で、山本氏が現在、代表3期目で、2期目に共同代表制を導入したことを紹介しながら「山本が代表であっても、実際細かいことはやれなくなる。ただし、問題など起きて何かしらジャッジに困る時などは、ポイントポイントで、私もかかわっていく、というやり方でできる」とした。
山本氏は「この3年間、山本太郎が活動休止となっても、ちゃんと回っていける体制は作った。政治の世界から足を洗って、という形ではなくて、さまざまなことにポイントポイントでかかわっていく、そういう安心材料があった上で、ちゃんと安定的に運営していく必要がある」とした上で「これはどうにもならない、私の体の状況が、ということならば、そのまま突っ込むもあり、何もかも退くという選択肢もあり。でもこれは、数値を戻していきながら、健康を取り戻していく。私自身は戻ってくる、ということ。共同代表、幹事長という存在に、この後のれいわを大きくゆだねた上で、ポイントポイントで私が出て行く、というのが一番スムーズ」と語った。
代表職については「任期は全うします。その前に天に召されたらごめんなさいね」と冗談めかしながらも「そうならないための辞職を選んだ。戻る。代表の任期満了というものは目指す。それまでに戻ってくる、ということを目指して、精いっぱい療養したい」と意欲を示した。
党の公式YouTubeチャンネルに投稿された動画内で「私、山本太郎は、本日、参議院議員を辞職します」と発表した。「衆議院選挙(立候補)のためではありません。健康上の問題です」と説明した。
山本氏は俳優として知られ、2013年の参院選東京選挙区から初当選。19年にれいわ新選組を設立し、代表に就いた。21年から衆院議員を務め、1期目途中で辞職し、22年参院選で再び当選した。
動画内では「センシティブな情報なので言える範囲で説明します」と切り出し、「端的に言うと多発性骨髄腫、血液のがん。その一歩手前にいます。ここから先に進行させないことを最大のテーマに今生きなければ、命を失いかねない。なので、議員を辞職して、自分の命を守る行動に入ります」と続けた。今後無期限の活動休止に入るという。
代表職には業務量を大幅に減らした上でとどまり、意思決定には関わっていくという。

