石破内閣で環境相を務めた自民党の浅尾慶一郎参院議員が、25日放送のBS朝日「朝まで生テレビ!」(最終日曜午後7時)に出演。野党が「(衆院の)解散が怖い」との発言し、野党側が一斉に反発して議論が紛糾した。

序盤に衆院選(27日公示、2月8日投開票)の「大義」について議論。社民党の福島瑞穂党首は、日本維新の会の「国保逃れ」疑惑や、韓国で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の内部文書に高市早苗首相の名前が32回出てきたとされる問題などに触れ、「そういうことが、とことん予算委員会や国会の審議の中で追及されるのが嫌で、(解散を)やっちゃえ、という。高市さんが『私の信を問う選挙だ』と言ったけど、もし与党が過半数取ったら、全部いろんなことは承認されたとして、スルーしていくんじゃないか」と懸念した。

これに対し、浅尾氏は苦笑しながら「過半数取ったって、福島さん、質問するんでしょ?国会の解散が終わった後、質問したらいいじゃないですか」と反論。「普通、野党の人は政権を取るためにやっているわけでしょ? 解散というルーレットが回ったら、チャンスだと思わないと」と語った。

浅尾氏の発言に福島氏、れいわ新選組の奥田芙美代参院議員が「違いますよ!」と声をあげ、スタジオは騒然。ただ浅尾氏は「政権取るために野党がやってないんだったら、何のためにやっているのか、ということですよ」と続けた。

ここで、それまで発言機会がなかった減税日本で愛知県の井上慎也県議に話題が振られる形に。井上氏は「野党が政権を取るためにやっている、というのはちょっと違ってないですか?」と浅尾氏に疑問を呈すと「国民生活を守るために政治をやっていくべきであって」と続けた。

一方の浅尾氏は「国民生活を守るためにせよ、何にせよ、国民生活に自分たちの政策が一番いいと思っているんだったら、政権を取らないとしょうがないじゃないですか」と再度主張。井上氏が「過半数だけのゲームであれば…」と言いかけると、浅尾氏は「「ようするに、解散の大義があるとかないとか言って、解散が怖いという野党は、私は…」とまとめようとした。ここで野党側の全員が声をあげ、スタジオはまたも騒然。浅尾氏は「チャンスだったら訴えればいい。大義がないというのはおかしい」と繰り返し、野党側からは「開き直られても…」との声が漏れた。