セクハラ問題で杉本達治前知事が辞職したことに伴う福井県知事選は25日投開票され、地元の自民市議らが支援した元外務省職員の無所属新人、石田嵩人氏(35)が、自民党本部などが支持した前越前市長の無所属新人、山田賢一氏(67)ら2人を破って、初当選した。

今回は事実上の保守分裂選挙だった。当選した石田氏は、山田氏の立候補に反発した地元の自民市議らが支援。一方、山田氏は今月6日、自民党本部で高市早苗首相(党総裁)と会って「祈 必勝」の色紙を渡されたほか、日本維新の会や国民民主、公明、立憲民主など各党の県組織の推薦を受け、組織選で臨んだ。自民党の小林鷹之政調会長も応援に入ったが、石田氏との大接戦の末に、4300票あまりの差で敗れた。

また、石田氏に対しては、参政党の神谷宗幣代表が終盤に支援を表明し、福井に入った際には街頭演説で石田氏の横に立って、応援を呼びかけていた。神谷氏は25日深夜、自身のX(旧ツイッター)を更新し、石田氏当確のネットニュースを引用しながら「石田さんおめでとうございます。福井をよろしくお願いします」とつづった。

全国知事会によると、石田氏は現職知事として全国最年少となる

投票率は46・29%で、2023年の前回知事選の51・08%を、4・79ポイント下回った。投票率の低下は、衆院選(27日公示、2月8日投開票)を前に雪の多い地域での影響が懸念されている雪が、今回の知事選でも影響した可能性が指摘されている。