高市早苗首相(自民党総裁)は27日、衆院選(2月8日)の公示を受けて、党遊説の「聖地」東京・秋葉原で第一声を行い、自民と日本維新の会との与党での過半数獲得に向けて、悲壮な覚悟で意欲を示した。
自身の肝いり政策を審議する衆院の委員会を野党が握っていることへの不満を示しながら、重要な委員長ポストの「奪還」に向けて、与党で過半数獲得を目指す考えを強く訴えた。
高市首相は、日本国旗を侮辱目的で傷つける行為を処罰する「日本国国章損壊罪」の創設への意欲を例に挙げながら、「衆院の法務委員会の委員長は残念ながらよその党(中道改革連合)の人だ。法案を出しても審議をしてもらえない」と不満を口にし、「内閣として出したかった制度も、国会であきらめざるを得なかった。いろんな政策で、そういうことが起きている」と、少数与党の現実に言及。「(高市政権になって)政策を抜本的に変えるし、連立の枠組みも変わった。国会で厳密に言えば、(与党で過半数に)4議席足りない。なんとか、自民党と維新で、きっちり過半数を取らせてください」と訴えた。
「重要な委員会の委員長は、ほかの党が持っている。予算委員会も憲法審査会も、法務委員会も。(法案を)負託できないから、内容を書き換えて別の委員会にかけるしかないと官房長官が頭を抱える」としながら、「だからもう、今勝負しなきゃ、せっかく高市内閣で政策を打ち出しても、実現できない。責任ある積極財政や危機管理投資も、これから審議される令和8年度予算に入っている。予算委員会で反対が出たら、実現できない。私たちが出したい法律案も、委員長をほかの党が持っていたら実現できない」と述べ、与党で過半数を目指す理由について、語気を強めながら訴えた。

