<1>ウンブライル
横山武騎手「スターズオンアース、ナミュール、エフフォーリア、タイトルホルダーといったいい馬に乗せていただいている自覚はありますが、その中でも指折りの馬だと思います。かなり衝撃を受けました」
美浦ウッドの3頭併せでラスト11秒5の極上の切れ味を披露。ジャッジのシビアな鞍上が例えに挙げた馬名を見るだけで、手応えの大きさがうかがえる。
<2>リバティアイランド
中内田師「ジョッキー(川田騎手)と『馬群で競馬をしよう』と話していた。今回が多頭数なので経験を積ませたかった。我慢が利いて、いい経験ができた」
前走アルテミスSは追い込み届かず2着に敗れたが、すべては2歳女王になるための布石だった。敗戦をばねに今度こそ桁違いの末脚を発揮する。
<3>ブトンドール
池添学師「回転力がすごい。距離が延びるので前半はゆっくり走らせて力がぬけていた。腹をくくってためるだけためて、どれだけ伸びるか」
坂路で右肩上がりのラップを刻み、ラスト1ハロンは古馬も含めてこの日最速の11秒5。マイルは初めてだが、道中色気を出さず、直線勝負にかけると宣言しているのは不気味。