<1>21年・単勝2万2730円(WIN5・5億5444万6060円)
10頭立ての10番人気ギベオンが歴史的な大金星を挙げた。好スタートからハナを切ると、重馬場を味方に逃げ切りV。圧倒的1番人気デアリングタクトの追い上げを首差でしのいだ。
デビュー4年目の西村淳騎手はこれがうれしいJRA重賞初制覇。ギベオン自身は約2年3カ月ぶりの勝利で、単勝は2万2730円というびっくり配当だった。
また、その単勝をはじめ、馬単6万2050円、6番人気3着ポタジェとのワイド1万6300円、3連単78万3010円は金鯱賞の式別最高払戻金額をそれぞれ更新した。
さらに、この日(21年3月14日)のWIN5の払戻金5億5444万6060円は、歴代最高払戻金となっている。
<2>97年・馬連3万7090円
松永幹夫騎手の2番人気ゼネラリストが好位から抜け出して勝利。96年シンザン記念以来となる重賞2勝目を飾った。
2着に9頭立ての最低人気だったメイショウヨシイエが入り、馬連は3万7090円という高配当。枠連2万8220円と合わせて、金鯱賞の式別最高払戻金額となっている。
<3>17年・3連複5万6390円
前年(12月)の覇者ヤマカツエースが1番人気に応えて快勝。池添騎手を背に中団から差し切り、重賞5勝目を飾った。
金鯱賞は、12年から16年までは11、12月開催で行われていたが、17年から3月開催に変更。そのため、わずか3カ月の間隔での金鯱賞連覇となった。
2着に7番人気ロードヴァンドールが逃げ粘り、3着は13番人気のスズカデヴィアス。3連複5万6390円は金鯱賞の式別最高払戻金となっている。