<1>サトノグランツ(阪神9Rゆきやなぎ賞・14時25分発走)

2日、ドウデュース(左)と併せて追い切るサトノグランツ
2日、ドウデュース(左)と併せて追い切るサトノグランツ

過去5年のゆきやなぎ賞では生産者ノーザンファームが【3・2・2・5】の好成績。勝率25%、連対率41・7%、複勝率58・3%で、19年から21年まで3連覇している。

調教師では友道師が【2・1・1・0】と複勝率100%。同師はこのレースに限らず阪神芝2400メートルと相性が良く、過去3年で【8・3・3・5】、勝率42・1%、連対率57・9%、複勝率73・7%という驚異的な成績を残している。

その友道師が送り出すサトノグランツはノーザンファームの生産馬。1週前にはドウデュースと併せ馬を行い、中身の濃い調教を消化した。好仕上がりで1勝クラス突破を目指す。


<2>ミッキーハーモニー(中山10RアクアマリンS・15時10分発走)

22年12月3日、3歳上2勝クラスを制したミッキーハーモニー(左)
22年12月3日、3歳上2勝クラスを制したミッキーハーモニー(左)

過去3年のアクアマリンSでは、昇級戦の牝馬が【1・0・1・2】の好成績。勢いのある牝馬を狙いたい。

上がり3ハロンで見ると、出走馬最速(タイ含む)をマークした馬が【2・1・0・2】で勝率40%、連対率60%。瞬発力のある馬が好走する傾向となっている。

今回が昇級戦となる牝馬ミッキーハーモニーは、キャリア5戦中2戦で上がり最速をマーク。前走は上がり2位だったが、2勝クラスを昇級初戦で突破した。2戦2勝の中山で自慢の末脚を繰り出し、4連勝を決める。


<3>スルーセブンシーズ(中山11R中山牝馬S・15時45分発走)

スルーセブンシーズ(2023年3月1日撮影)
スルーセブンシーズ(2023年3月1日撮影)

過去5年、1番人気馬の連対がなく、波乱要素が大きいハンデG3。勝ち馬5頭に共通するのは、このレースが重賞初制覇だったということだ。

年齢で見ると、5歳馬が【2・4・3・21】。連対率20%、複勝率30%は他の世代より高い。

連対馬10頭で見ると、過半数ののべ6頭に中山芝勝ちの実績があった。

今年の5歳馬は5頭。その中からスルーセブンシーズを推奨する。中山芝【3・1・2・0】の舞台巧者。その内訳を見ると、21年3月にミモザ賞1着、22年3月に湾岸S3着とこの時期にも好走している。3歳時にオークス9着の素質馬が重賞初制覇のチャンスを迎えた。


【先週土曜の結果】

<1>ファーンヒル 阪神10RなにわS3着

<2>ポレンティア 中山9R潮来特別8着

<3>ブラックシールド 阪神9R千里山特別1着

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