<1>21年・3連単194万4140円=優勝馬メイショウカズサ

この年の舞台は小倉ダート1700メートル。9番人気のメイショウカズサが重賞初Vを決めた。雨、重馬場の中、松山騎手を背に好位を追走。直線は豪快に突き抜け、1分40秒9のレコード勝ちを果たした。

2馬身半差の2着に14番人気のトップウイナー、3着には12番人気のメイショウウズマサが入り、馬連5万3680円、馬単9万5600円、3連複33万8400円、3連単194万4140円のびっくり配当となった。

プロキオンSを制したメイショウカズサ(2021年7月11日撮影)
プロキオンSを制したメイショウカズサ(2021年7月11日撮影)

<2>12年・単勝1万1920円=優勝馬トシキャンディ

この年から舞台は中京ダート1400メートルに。6歳にして重賞初挑戦となったトシキャンディが逃亡劇を完成させた。前走のオープン特別で6着に敗れ、人気を大きく落としていたが、初コンビの酒井騎手が好スタートからハナへ導くと、後続に4分の3馬身差をつけて逃げ切った。単勝は1万1920円という万馬券だった。

中団から差した4番人気アドマイヤロイヤルが2着、後方から追い込んだ1番人気ファリダットが3着に入り、馬連3万4920円、馬単9万6200円、3連単30万2950円の高配当となった。

プロキオンSを制したトシキャンディ(2012年7月8日撮影)
プロキオンSを制したトシキャンディ(2012年7月8日撮影)

<3>22年・3連複14万7360円=優勝馬ゲンパチルシファー

4番人気のゲンパチルシファーが重賞初タイトルをつかんだ。まだ記憶に新しい昨夏、舞台は小倉ダート1700メートル。川田騎手を背に中団を追走し、3角で好位へ進出して勢い良く直線に入ると、最後は半馬身差で押し切った。

2着に14番人気のヒストリーメイカー、3着に12番人気のサクラアリュールと伏兵の差し馬が入り、3連複14万7360円、3連単71万9650円の波乱となった。

ちなみに、4~6着にも13、10、16番人気と2桁人気馬が続いた。

1番人気ラーゴムは12着だった。

プロキオンSを制したゲンパチルシファー(2022年7月10日撮影)
プロキオンSを制したゲンパチルシファー(2022年7月10日撮影)