<1>スカイキャンバス(函館11R函館2歳S・15時25分発走)
20年リンゴアメ、21年ナムラリコリス、22年ブトンドールと、最近3年はいずれも牝馬が勝利している。過去3年のトータルでも【0・2・2・15】の牡馬に対して、牝馬は【3・1・1・15】。となれば、確率的に馬券の軸は牝馬に託すのがベターだろう。
今年のメンバーで、世代重賞“一番星”に最もふさわしい輝きを放っているのがスカイキャンバスだ。函館芝1000メートルの新馬戦を2馬身半差の圧勝。余力残しの逃走劇で刻んだ勝ち時計57秒5に、1ハロン12秒0を加算した想定6ハロンタイムは1分9秒5。6ハロンは未経験でも、この時計なら頭ひとつ抜けている、という見方が十分に可能だ。
<2>コパノパサディナ(福島10R米沢特別・15時10分発走)
コパノリッキー産駒が、21年の初年度産駒デビュー以降、最も高い勝率(出走15頭以上)を残しているのは福島ダート1150メートル。【3・1・1・10】で勝率は20%になる。
そのリッキー産駒コパノパサディナは、前走の1勝クラス(阪神ダート1400メートル)を1分23秒9で快勝。同日のオープン天保山Sと同タイムだった。7ハロン戦の前半3ハロンを34秒台で入れるスピードは、短距離でこそ。今回の距離短縮で、さらにパフォーマンスを上げる可能性が高い。
<3>アルナージェイン(中京9R鞍ケ池特別・14時25分発走)
1勝クラスに昇級後、2戦連続2着と早々に突破のめどを立てた。成績的に能力最上位は間違いない。
2走前の阪神芝マイルは、自身の前半1000メートル通過が58秒1で、上がり34秒8。前走の東京芝7ハロンは、自身の前半800メートル通過が46秒0で、上がり34秒6。ともに最後は勝ち馬の決め手に屈したが、3歳春の段階としては相当に厳しい流れで先行しており、まさに負けて強しの内容だった。
その2走より1キロ軽い53キロとなる今回は、年長馬が相手でも主役の座は譲れない。
【先週土曜の結果】
<1>サンライズフレイム
中京10RインディアT 1着(1番人気)
<2>ペプチドナイル
函館11RマリーンS 1着(1番人気)
<3>ロッキーサンダー
中京11RマレーシアC 13着(15番人気)
◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。