<1>スカイキャンバス(函館11R函館2歳S・15時25分発走)

6月10日、新馬戦を快勝したスカイキャンバス
6月10日、新馬戦を快勝したスカイキャンバス

20年リンゴアメ、21年ナムラリコリス、22年ブトンドールと、最近3年はいずれも牝馬が勝利している。過去3年のトータルでも【0・2・2・15】の牡馬に対して、牝馬は【3・1・1・15】。となれば、確率的に馬券の軸は牝馬に託すのがベターだろう。

今年のメンバーで、世代重賞“一番星”に最もふさわしい輝きを放っているのがスカイキャンバスだ。函館芝1000メートルの新馬戦を2馬身半差の圧勝。余力残しの逃走劇で刻んだ勝ち時計57秒5に、1ハロン12秒0を加算した想定6ハロンタイムは1分9秒5。6ハロンは未経験でも、この時計なら頭ひとつ抜けている、という見方が十分に可能だ。


<2>コパノパサディナ(福島10R米沢特別・15時10分発走)

6月24日、3歳1勝クラスを制したコパノパサディナ
6月24日、3歳1勝クラスを制したコパノパサディナ

コパノリッキー産駒が、21年の初年度産駒デビュー以降、最も高い勝率(出走15頭以上)を残しているのは福島ダート1150メートル。【3・1・1・10】で勝率は20%になる。

そのリッキー産駒コパノパサディナは、前走の1勝クラス(阪神ダート1400メートル)を1分23秒9で快勝。同日のオープン天保山Sと同タイムだった。7ハロン戦の前半3ハロンを34秒台で入れるスピードは、短距離でこそ。今回の距離短縮で、さらにパフォーマンスを上げる可能性が高い。


<3>アルナージェイン(中京9R鞍ケ池特別・14時25分発走)

5月6日、3歳1勝クラスで2着に敗れたアルナージェイン(奥)。中央は勝ったリサリサ
5月6日、3歳1勝クラスで2着に敗れたアルナージェイン(奥)。中央は勝ったリサリサ

1勝クラスに昇級後、2戦連続2着と早々に突破のめどを立てた。成績的に能力最上位は間違いない。

2走前の阪神芝マイルは、自身の前半1000メートル通過が58秒1で、上がり34秒8。前走の東京芝7ハロンは、自身の前半800メートル通過が46秒0で、上がり34秒6。ともに最後は勝ち馬の決め手に屈したが、3歳春の段階としては相当に厳しい流れで先行しており、まさに負けて強しの内容だった。

その2走より1キロ軽い53キロとなる今回は、年長馬が相手でも主役の座は譲れない。


【先週土曜の結果】

<1>サンライズフレイム

中京10RインディアT 1着(1番人気)

<2>ペプチドナイル

函館11RマリーンS 1着(1番人気)

<3>ロッキーサンダー

中京11RマレーシアC 13着(15番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。