<1>マイネルモーント(新潟9R月岡温泉特別・14時35分発走)

6月18日東京7Rの3歳上1勝クラスを快勝したマイネルモーント
6月18日東京7Rの3歳上1勝クラスを快勝したマイネルモーント

13~17年が芝1800メートル、18~21年が芝1600メートル、そして昨年が芝2000メートルと条件こそ一定ではないが、過去10年で勝ち星を手にしたのは各5勝の3、4歳馬のみ。となれば、今年もV候補はその2世代だ。

3歳馬マイネルモーントはここまで【2・2・0・1】。連対を外したのは前走のG3・ラジオNIKKEI賞(11着)だけで、まだ底を見せていない。2走前の1勝クラスの勝ち時計は東京芝1800メートルで1分45秒5。翌週の2勝クラス・八ケ岳特別を0秒7も上回り、前週のG3・エプソムC(やや重)に並ぶ堂々の開催1番時計だった。夏の新潟特有の高速馬場にも難なく対応できるだろう。


<2>ニシノラブウインク(新潟11R新潟日報賞・15時45分発走)

6月18日、多摩川S2着のニシノラブウインク
6月18日、多摩川S2着のニシノラブウインク

2走前の芝1800メートルから芝1400メートルへ距離を詰めた前走で2着に好走した。11番人気の低評価を覆した激走が果たしてフロックか否か。

2番手を追走した自身の前半800メートル通過は46秒0。決して楽ではない速めのペースを刻みながら上がりは33秒9で、フィニッシュは1分19秒9の好時計。まさに負けて強しだ。

脚質的に平たんな新潟へのコース替わりは大歓迎。今回は好位から押し切る。


<3>アスクドゥラメンテ(新潟10R柳都S・15時10分発走)

アスクドゥラメンテ(2021年撮影)
アスクドゥラメンテ(2021年撮影)

新潟の芝外回りコースは日本最長の直線距離(658・7メートル)を誇る。そのイメージからすると、ダートも差し、追い込みが利くと考えがちだが、ダートコースは芝内回り(直線358・7メートル)の内側にあるので、直線は353・9メートルと長くない。こうみると、過去5年の勝ち馬がすべて4角4番手以内の先行馬だったことにも納得がいく。

先行力重視で狙うべきはアスクドゥラメンテ。2勝クラスを突破した前走(京都ダート1900メートル)は、残り1200メートル地点から5ハロン続けて12秒台前半という減速のないラップ構成だった。先行馬にとって過酷な流れのなか、2番手追走からあっさり1馬身半差抜け出したスピードは、3勝クラスに上がっても最上位の評価が妥当だ。


【先週土曜の結果】

<1>エピファニー

新潟11R関越S 8着(3番人気)

<2>ファンタジックラン

札幌12R 9着(10番人気)

<3>エスコバル

札幌11R・STV賞 7着(1番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。