<1>20年・3連単137万4190円=優勝馬アールスター

20年小倉記念を制したアールスターと長岡騎手
20年小倉記念を制したアールスターと長岡騎手

格上挑戦のアールスターが勝利した。前走は3勝クラスで6着に敗れており、10番人気の低評価も仕方のないところ。しかし、中団追走から脚を伸ばすと、53キロの軽ハンデも生かして1馬身差で勝利した。鞍上の長岡騎手はデビュー9年目にして、うれしいJRA重賞初勝利となった。

2着の6番人気サトノガーネット、3着の13番人気アウトライアーズは、ともに後方から追い込んだ。

3連複25万3190円、3連単137万4190円というびっくり配当は、ともに小倉記念の式別最高払戻金額となっている。


<2>06年・3連複20万5630円=優勝馬スウィフトカレント

06年小倉記念を制したスウィフトカレントと福永祐一騎手
06年小倉記念を制したスウィフトカレントと福永祐一騎手

4番人気のスウィフトカレントが重賞初勝利をつかんだ。福永祐一騎手と初めてコンビを組んだ一戦。序盤は最後方を進み、徐々に進出して豪脚を発揮すると、1馬身4分の1差で快勝した。

2着は7番人気ヴィータローザ。3着は9番人気ニホンピロキース。2頭も道中は後方に位置していた。3連複は20万5630円、3連単は101万4630円。

ちなみに、1番人気のメイショウカイドウは6着。小倉記念3連覇がかかっていたが、抜けて重いハンデ59・5キロがこたえたのか、好位から伸び切れなかった。


<3>09年・単勝6470円=優勝馬ダンスアジョイ

09年小倉記念を制したダンスアジョイ(左)
09年小倉記念を制したダンスアジョイ(左)

18頭立ての16番人気、8歳馬ダンスアジョイが大激走を見せた。後方馬群から直線で脚を伸ばすと、ラストは横一線となったたたき合いを鼻差で制した。3歳の10月にデビューした遅咲きのダンスインザダーク産駒。角田晃一騎手に導かれ、悲願の重賞初制覇を果たした。

2着は武豊騎手騎乗、1番人気のホッコーパドゥシャ。3着は9番人気のクラウンプリンセス。

単勝6470円と1、3着のワイド1万6270円は小倉記念の式別最高払戻金額。馬単は5万9990円、3連単は97万8500円。