<1>レッドプロフェシー(中山9R松戸特別・14時35分発走)

8月6日、苗場特別5着のレッドプロフェシー
8月6日、苗場特別5着のレッドプロフェシー

過去3年の松戸特別の勝ち馬3頭を見ると、前走はすべて新潟ダート1800メートルだった。今年の該当馬2頭のうち、苗場特別5着から挑むレッドプロフェシーを中心視する。

2走前の1勝クラス(6月)の勝ち時計が優秀。2分3秒5は今年の阪神ダート2000メートルの最速タイムだ。開催時期や馬場状態は異なるが、リステッドの仁川S(2月)を1秒上回っている。それだけの能力を秘めた素質馬が、3戦オール連対の右回りに替わって、2勝クラス卒業を決める。


<2>セントメモリーズ(阪神9RききょうS・14時25分発走)

7月22日福島6R、2歳牝馬の新馬戦を制したセントメモリーズ
7月22日福島6R、2歳牝馬の新馬戦を制したセントメモリーズ

現2歳世代の芝戦では、エピファネイア産駒が種牡馬別トップの12勝を挙げる。先週も3勝を積み上げており、9月に入ってもその好調ぶりが目を引く。

エピファ産駒のセントメモリーズは2回福島の最終週にデビューし、傷みが進んだ馬場状態のなか、直線で外に持ち出すと鋭い加速を見せて勝利を飾った。

この中間は、馬なり主体の調整で丹念に乗り込まれ、好時計もマークして状態は良さそうに映る。初の関西圏への輸送や距離延長をクリアすれば、好勝負になっていい。


<3>ヤマイチエスポ(阪神7R3歳上1勝クラス・13時15分発走)

田口貫太騎手(2023年5月撮影)
田口貫太騎手(2023年5月撮影)

先週の阪神では平場の3歳上1、2勝クラスのレースが8鞍行われ、減量騎手がのべ5回馬券に絡んだ。特に田口騎手は勝利こそなかったものの、2着1回、3着2回で馬券に貢献した。

同騎手が騎乗するヤマイチエスポはこれまで、詰めたローテに良績が集中していたが、中11週だった2走前に3着と好走した。現級では2度目の馬券圏内で、相手次第では上位争いできる力をつけている。その2走前と同じ田口騎手に導かれ、今回も上位進出だ。


【先週土曜の結果】

<1>カセノダンサー

阪神11RエニフS 6着(3番人気)

<2>フルングニル

阪神9R出石特別 2着(1番人気)

<3>レッドバリエンテ

阪神10RムーンライトH 1着(1番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。