<1>07年ダービー=優勝馬ウオッカ

07年日本ダービーを制したウオッカと四位洋文騎手
07年日本ダービーを制したウオッカと四位洋文騎手

07年ダービーは出走メンバーで唯一の牝馬ウオッカが優勝した。桜花賞ではダイワスカーレットの2着だったが、次走はダービーを選択。牝馬のダービー出走は96年ビワハイジ以来11年ぶりだったが、直線で豪脚を発揮して3馬身差で快勝。牝馬のダービー制覇は43年クリフジ以来64年ぶり、史上3頭目の快挙となった。四位騎手、角居師ともにダービー初制覇。ジャパンCも勝つなど、JRA・G1を7勝。当時の歴代最多タイ記録だった。


<2>18年ジャパンC=優勝馬アーモンドアイ

18年ジャパンCを制したアーモンドアイ
18年ジャパンCを制したアーモンドアイ

牝馬3冠を制したアーモンドアイがジャパンCに挑戦。初の古馬相手で紅一点だったが、断然1番人気にこたえてレコードVを果たした。20年ジャパンCではコントレイルを相手に1馬身4分の1差をつけて優勝し、日本馬史上初の芝G1・9勝をマークという偉業を成し遂げた。


<3>97年天皇賞・秋=優勝馬エアグルーヴ

97年天皇賞・秋でバブルガムフェロー(右)とのたたき合いを制したエアグルーヴと武豊騎手
97年天皇賞・秋でバブルガムフェロー(右)とのたたき合いを制したエアグルーヴと武豊騎手

前年の96年にオークスを制したエアグルーヴが天皇賞・秋に挑戦。断然1番人気のバブルガムフェローと一騎打ちとなり、ラストは首差で差し切った。牝馬による天皇賞・秋制覇は17年ぶり。天皇賞・秋が2000メートルになってからは初の牝馬の優勝となった。その年は年度代表馬も受賞。牝馬での受賞は71年トウメイ以来26年ぶりだった。