<1>シャドウフューリー(東京10R湘南S・15時10分発走)

テレビ山梨杯2着のシャドウフューリー
テレビ山梨杯2着のシャドウフューリー

22年以降の東京芝1400メートル戦に、のべ20頭以上の産駒を出走させた種牡馬の中で、最も高い勝率を残しているのはイスラボニータ。【8・4・3・26】で勝率19・5%、連対率29・3%(2位)、複勝率36・6%(3位)と、勝率だけでなく連対率&複勝率でも上位の成績を残している。

同産駒のシャドウフューリーは、今回で3戦続けて東京芝1400メートルを選択。2走前のテレビ山梨杯(2着)の走破時計1分20秒1が、同開催の3勝クラス・雲雀S(勝ち馬ヴェルトハイム)を0秒2上回っていたとなれば、昇級即通用の可能性は十分だ。前走Vの余勢を駆って、最適条件で再度のポテンシャル発揮を期待。


<2>チュウワハート(京都10R観月橋S・15時00分発走)

松山弘平騎手(2023年撮影)
松山弘平騎手(2023年撮影)

改修工事が終わって、リニューアルオープンした昨年以降の京都ダート1900メートル戦で4勝をマークし、現在この条件でリーディングジョッキーの座に就いているのが松山騎手だ。【4・4・1・8】で連対率47・1%、複勝率52・9%の高打率なら、軸としての信頼度はかなり高い。

同騎手が騎乗するチュウワハートは、再転入後の2戦でいずれもハナを主張して連勝。3勝クラスに上がって相手強化のここは試金石の一戦となるが、コースを熟知した松山騎手とのタッグ継続で3連勝を狙う。


<3>デシエルト(東京11RオアシスS・15時45分発走)

22年グリーンチャンネルCを制したデシエルト
22年グリーンチャンネルCを制したデシエルト

これまで東京ダート1600メートル戦を1分34秒0以内で勝利したのはわずかに6頭。半数にあたる3頭がクロフネ、モーニン、カフェファラオのG1ホースとなれば、この記録の価値がおのずと分かるだろう。

デシエルトは22年10月のグリーンチャンネルCを1分33秒5で快勝。脚抜きのいい重馬場だったとはいえ、3番手追走という正攻法でのコースレコード樹立は、たぐいまれな砂適性&スピードがあってこそだ。骨折による長期休養明けを2戦して4、5着なら能力減退の不安は皆無。走り頃の復帰3戦目で本来の力を見せつける。


【先週土曜の結果】

<1>ワールズエンド

阪神11RアーリントンC 4着(6番人気)

<2>セイロンジェムズ

中山9R山藤賞 6着(2番人気)

<3>プッシュオン

阪神9R明石特別 2着(1番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。