<レパードS>

カフジオクタゴンは1コーナーをうまく回ったのが勝因だ。8枠15番から出たホー騎手は、すぐ内には入れず先行各馬の動きを見ながら、潜り込むチャンスをうかがった。コーナーにさしかかった時、前と後ろのグループの間にわずかなスペースができると、一気に馬群の中へ飛び込んだ。

大外から無理にポジションを取りにいけば、かなり外を回されていただろう。このあたりの冷静な判断が追走に余裕を生んだ。向正面では2着タイセイドレフォンの後ろ。うまく砂をかぶせながら「ため」を作った。4コーナーでも馬群の中にいたが、2着馬の手応えの良さを見て、ついていけば進路は開く。そう読んで追いだしを待った。

直線に向いて手応えの怪しくなったレッドラパルマを内から交わして外へ。ロスを最小限にとどめタイセイドレフォンとのたたき合いに持ち込んだ。1コーナーのポジション取り、4コーナーのため。要所要所で力を温存した騎乗が、首差の勝利につながった。