【中京11R・高松宮記念】

◎(8)ロータスランド

○(5)メイケイエール

▲(3)キルロード

☆(15)ナムラクレア


今年の高松宮記念には、昨年の1~5着馬(ナランフレグ、◎ロータスランド、▲キルロード、トゥラヴェスーラ、○メイケイエール)と9着馬(ファストフォース)12着馬(グレナディアガーズ)の7頭が出走します。しかも昨年は重馬場、今年も土曜から日曜にかけて雨予報が出ていますのでかなりの道悪が予想されます。昨年は土曜日が雨中の競馬でしたが、日曜日は好天でしたので馬場は回復傾向にあったと考えられます。

その証拠に昨年の勝ち時計1分8秒3はやや重だった2015年1分8秒5や2017年1分8秒7より速く、重馬場だった一昨年1分9秒2とは0・9秒もの差がありました。芝コースは内側から乾くというのはよく知られている競馬あるあるで、昨年は1枠2番のナランフレグが最内の狭いところをさばいて勝利をつかんだ一方、8枠17番だった○メイケイエールは0・1秒及ばずの5着止まりでした。しかし今年は降雨の中競馬が行われる公算が大きく、本質的な道悪の巧拙が問われる一戦となりそうです。

昨年は逃げ先行型が少なかったものの1番人気のレシステンシアが前半3ハロン33・4秒という良馬場並みのペースで逃げ、2番手がジャンダルム、3番手が▲キルロードとライトオンキュー、ファストフォースとレイハリアが5番手でした。特筆すべきなのは17番人気の▲キルロードがタイム差なしの3着に粘った点で、もっと馬場が悪化しそうな今年はよりチャンスが出るとみて3番手評価としました。

実際のところ今年も逃げ先行型は少なく、18番人気とみられるオパールシャルムと4連勝中の上がり馬アグリくらい。内枠を引いた▲キルロードは昨年同様3番手は確保出来そうです。5番人気だった前走シルクロードSは落鉄もあって全くいいところなく12着でしたが前々走京阪杯は10番人気で2着、8歳でもまだ衰えてはいないです。

昨年は枠順に泣いた○メイケイエールは今年は3枠5番。中京芝1200メートル戦は重賞2勝している最も得意の条件ですし、首が高く折り合いに不安がある馬は道悪になると足元に気をつかう分折り合えるというのは昔からよく知られています。1着か着外かという極端な成績ですので、2着付けにするのは意味がないとみて本命と同格の対抗評価とします。

シルクロードSの勝ち馬☆ナムラクレアは7枠15番。昨年の○メイケイエールに近い存在にも思えますが、昨年よりは内枠有利ではなさそうですし、同じ牝系からバゴが出ているように馬場が渋るのはむしろ有利かもしれません。ただ人気になるだけに4番手の押さえ評価としました。

本命は昨年と同じで◎ロータスランド。大外18番枠を引いた前走京都牝馬Sは4角最後方という、阪神芝1400メートルでは絶望的と言える位置取りを、鞍上岩田康騎手らしいイン突きで上がり32・8秒という鬼脚を見せ3着。先行して甘くなるレースを3回繰り返していただけに驚かされました。昨年は初めての1200メートルがG1だった割には5番人気で2着好走。雨は降れば降るほど有利に働きそうですし、鞍上の腕も見込んで昨年以上まで期待したいと思います。

展開利が見込めるアグリは全【5・1・2・1】。唯一の着外が1回だけ走った1200メートル戦4着というのは本格化前と言っても適性の面でどうか?

ヴェントヴォーチェは前走オーシャンSはかなり強かったですが、初めての左回りに加えG1では苦しいとみます。


馬単(8)=(5)

3連複(5)(8)-(3)(15)

3連単(8)→(5)→(3)(15)、(5)→(8)→(3)(15)

計8点×2000円=1万6000円



【中山11R・マーチS】

◎(8)ウイリアムバローズ

○(7)ハピ

▲(10)ヴァルツァーシャル


今週はG1含めて土日で重賞が4レース組まれている、年に3回だけしかない上にドバイ国際競走が深夜にあるというとんでもなく忙しい週。特に今年はドバイWC8頭出しを含め6レースに大挙27頭が海を渡りました(ドウデュースは回避)。ただ力関係の比較が難しい海外G1より、中山ダート1800メートル唯一の重賞マーチSの方が絞って買いたいレースではあります。中山競馬場もかなりの降雨が見込まれダートは特に時計が速くなりそうで、まずはハナか2番手には行けそうな◎ウイリアムバローズを狙いたいです。

中山ダート1800メートルは【3・2・0・0】、不良ダートは1分50秒4での0・1秒差2着もあります。ここはロードヴァレンチくらいしか同型がいない組み合わせだけに展開有利でしょう。

○ハピはチャンピンズC3着のレース後、横山典騎手がブエナビスタみたいに肝が据わっていると褒めた馬。ハンデ58・5キロはきついですが、時計や上がりは速くなっても問題ないですし、先行馬徹底マークならば差し切りも十分です。

▲ヴァルツァーシャルはまだ底を見せていないのが魅力。前走は同重量57キロでホウオウルバンに差し切られましたが、今回は1キロ軽くなっていますし、速い馬場は経験はありませんが向くとみています。


馬連(7)(8)

3連複(7)(8)(10)

3連単(8)(7)(10)、(8)(10)(7)

計4点×1000円=4000円

2レーストータル2万円

(先週までマイナス16万5000円。回収率31・25%)