【阪神11R・桜花賞】

◎(14)ぺリファーニア

○(3)リバティアイランド

▲(4)ドゥアイズ

☆(5)ハーパー

△(9)コナコースト


ドゥラメンテ(5:3)、モーリス(3:4)、オルフェーヴル(15:3)、ミッキーアイル(1:2)エピファネイア(1:4)、リオンディーズ(0:4)、キズナ(8:4)、スクリーンヒーロー(9:2)

これは各種牡馬のJRA重賞勝ち産駒をサンデーサイレンスのインブリード(なし:あり)で分類したものです。JRA重賞勝ちを条件にしていますので、例えばオルフェーヴル産駒でサンデーサイレンス3×3のクロスを持つショウナンナデシコや、スクリーンヒーロー産駒で3×3のボルドグフーシュは含まれていません。

印象に残っているのは、昨年のエリザベス女王杯で勝ったジェラルディーナがパドックでイレ込んでいたのに対し、1番人気で6着に敗れたデアリングタクトが逆に落ち着いていたことです。共にSS4×3を持っていますが、エピファネイア産駒は気性の成長と反比例して走らなくなるという現実があらわになったような気がしました。エピファネイア産駒の70%以上がSSのクロスを持っているらしいですが、これが2歳時から活躍する源泉だと考えればふに落ちるでしょう。

初年度産駒のアリストテレスや、重賞勝ち馬ではないですがスカイグルーヴなども年齢を重ねるごとにもろさが目立つようになりました。

逆にモーリスやスクリーンヒーローのような晩成型の血統では、SSクロスが気性に活を入れて早めに成長させる役割を果たすように思います。メイケイエールはパドックでは常に冷静で3×4の存在を忘れそうになりますが、あの引っ掛かる気性が成長するとやはり走らなくなるのではないかと危惧しています。

今年の桜花賞出走馬でSSクロスを内包するのは内から△コナコースト、ドゥーラ、◎ぺリファーニア、ジューンオレンジ、ムーンプロ-ブ、ラヴェルの6頭。阪神競馬場は金曜日に降った大雨の影響がどこまで残るかですが、土日は好天なので良馬場には回復するでしょう。ただ今週からBコース替わりに加えて、内側から馬場が乾くとすれば昨年に似た外差しは困難な馬場になると思われます。

しかも逃げたい馬がチューリップ賞勝ちのモズメイメイしかいないので、昨年の阪神JFのような前半5ハロン57・0秒のようなハイペースになることは考えづらく、59・9秒だったチューリップ賞に近いペースになることが予想されます。

○リバティアイランドは新潟の新馬戦で31・4秒という驚異的な上がり時計を記録したことでスローの切れ勝負でも不安はないように見えますが、器用さを欠く面を出せば差し届かない危険もあるように思います。

先行出来る馬に逆転の可能性を見いだすとすれば◎ぺリファーニア。前走チューリップ賞は大外17番枠からやや出負け、引っ掛かり気味に進出して鼻+首差の3着でしたが、4コーナーから苦しそうな息遣いだったとすれば悪くない前哨戦と言えます。今回は舌を縛って対策を講じる上に、馬場に湿り気が残りそうな点もプラス材料でしょう。14番枠から先行しての押し切りに期待して1着固定にします。

▲ドゥアイズはいまだ1勝馬と勝ち切れませんが【1・3・1・0】と崩れないのが魅力ですし、前走クイーンCでは先行策も見せました。

クイーンCの勝ち馬☆ハーパーも先行してしぶといですし、枠順にも恵まれた感があります。

もう1頭は前走◎ぺリファーニアに先着している△コナコースト。バレークイーン系の良血でエンジンの掛かりは遅いですが、しまいの切れ味は相当なものです。

ディープインパクトのラストクロップとして注目されるライトクオンタムは左回りしか経験がなく、前走シンザン記念の2着ペースセッティングがファルコンSで11着惨敗したのも気になり軽視しました。


馬連(3)(14)

馬単(14)(3)

3連複(3)(14)-(4)(5)(9)

3連単(14)→(3)→(4)(5)(9)

計8点×2000円=1万6000円