エフフォーリア、ヴェラアズール、デアリングタクトなど、名だたるG1馬に出資してきたKAZFORIA氏が、出資馬を選択する上での着眼点を解説します。(毎週火曜日、木曜日更新予定)
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一口馬主をやっている方なら誰でも夢見ること、それはダービー馬に出資する事ではないだろうか? 私も2021年はハナの先差で大きな夢を逃し、「ダービーは最も運のいい馬が勝つ」という格言を痛感すると共に、本当に悔しい思いが今なお続いている。
牝馬も出走できないわけではないしウオッカのような例もあるが、ダービーを勝つには牝馬より牡馬の方がはるかに可能性は高い。
また、もしG1を勝つ様な名馬を引ければ、種牡馬としての活躍も期待でき、その喜びとメリットを引退後も味わうことができる。とすればやはり一口馬主の理想は、牡馬の名馬に出資することだろう。
ただ、誰もが考えるのはたいてい同じこと。馬体と血統が良い牡馬は前述の庭先取引でたいてい売れてしまう。
それに比べて牝馬は庭先取引の網の目をかいくぐり、良い馬も牡馬よりはるかに多く回ってくる。ダービー制覇や種牡馬など何千頭に1頭の夢の様な低確率だが、アーモンドアイ、リスグラシューやクロノジェネシスのような名牝を引ければ牡馬以上の活躍が可能だし、近年は牡馬より牝馬の優勢傾向が顕著になっている。
さらにキャロットを筆頭に母馬優先制度を設けるクラブが増え、自分が出資した牝馬の仔に優先的に出資できる夢とロマンがある。その上牡馬より牝馬の方が一般的にかなり安いという大きなメリットもある。
とすれば、牡馬より牝馬の方がはるかに狙い目が高いのが、一口馬主の紛れもない現実だと思う。
私も一時は牡馬にこだわり、取れそうな牡馬に妥協して手を出していたが、好結果は得られなかった。今は牡牝にとらわれずに能力の高そうな馬を素直にドラフトするようにしている。



