今週、取材出張で某地方都市に降り立つと、「いつもの場所」に高齢のホームレス女性Xさん(推定70代後半)がいたのでひと安心。その某地方都市にはここ7~8年、父方の墓参りも兼ね毎月のように出向くのですが、今年6月に行った際、初めてXさんの姿がなかったので心配していました。駅前広場の濡れない定位置にバッグや紙袋を配置し、体を丸めて雨をしのいでいたXさん。ひとり言でしょうか。「あの時は笑いが止まらなかった……」など、楽しそうに記憶をたどっていました。
人それぞれ重厚なドラマがあるのが人生。いい時、悪い時、楽しい時、つらい時……。きっとXさんにも輝いていた時があったに違いありません。高齢の今、ホームレス生活をする複雑な事情があるものと推察しますが、意外に自由で束縛されない今の生活が性に合っている可能性だってあるかもしれません。人生いろいろ、人もそれぞれですが、厳しい状況の中でも、力強く生きている人たちの姿を見ると、不思議と力が湧いてきます。
ちなみに、厚労省が令和8年1月に実施した「ホームレスの実態に関する全国調査」では、ホームレスが確認された地方公共団体は198市区町村、人数は2481人(男性2190人、女性192人、不明99人)。その約8割が大阪(803人)、東京(507人)、神奈川(391人)の大都市圏で暮らし、定住場所は道路(25・7%)、都市公園(23・9%)、河川(20.0%)、駅舎(5・7%)の順だとか。Xさんも確認されたホームレス女性192人の一人ですが、何はともあれ、幸あることを願わずにいられません。
私のような万年金欠&ギャンブル弱者は自業自得、因果応報で、同情の余地もありませんが、それでも目の前の勝負に背を向けず、果敢に立ち向かう気概だけはなくさないよう気張ります。G1の谷間の今週京王杯2歳Sは前走7馬身差圧勝のノーセットで勝負。緩さも解消されつつある今回なら坂のある東京でも好走必至。目下、ギャンブルは絶不調ですが、Xさんに負けず、タフに、パワフルに生きて行こうと思います。



