かしわ記念で牡馬を相手に圧勝したショウナンナデシコを見て確信した。サルサディオーネの強さはまだ衰えていない。マリーンCではショウナンナデシコに8馬身もちぎられたが、3コーナー過ぎには早くもぴったり並ばれ、そのまま失速しても不思議ではない流れで2着に逃げ粘った。川崎記念では牡馬の圧力に屈して9着に敗れたが、短期放牧明けもあったはず。昨年の日本テレビ盃で牡馬を封じた実力に大きな陰りはないとみた。

◆浦和11Rさきたま杯 黒船賞、かきつばた記念を連勝した勢いで兵庫のイグナイターがここも勝ち負けかと思っていたが、直前に回避。▲ヘリオス、☆シャマルなど、◎サルサディオーネに圧力をかけそうな牡馬はほかにもいるが、多少は楽になったのではないか。スタートの速さは増す一方で、1400メートルでもハナを奪えそうなイメージ。逃げさえかなえば小回りの舞台を味方に粘り込むシーンがあっていい。不安は陣営も話すように初めての場所。気にせず集中して最後まで走り切れるかどうかだが、尻尾を振って、怒りながら走って粘ってしまう、いつものスタイルを見たい。単複(10)、馬連と3連複で(10)-(5)(4)(6)(8)(11)。【牛山基康】