韓国で一時代を築いた種牡馬メニフィー。韓国馬事会で種牡馬を担当していた知人が以前、高齢の同馬に続く種牡馬の候補に米国のシャンハイボビーを考えていたと話していた。父はハーランズホリデー。その父はメニフィーの父でもあるハーラン。韓国の砂が合うとみていたのだろう。

それと同時にシャンハイボビーはすでに日本行きが決まっていたことも話していた。日本での初年度産駒は今年の2歳。21日現在の地方競馬のファーストシーズンサイアーランキングでは収得賞金がベストウォーリアに次ぐ2位、産駒の平均収得賞金の割合を表すアーニングインデックスの数値は断トツで、日本の砂は合っていたようだ。

目下の稼ぎ頭は船橋のナイトオブバンド(牡2、米谷)。19日に船橋で行われたリバーサイドアイドル特別(1500メートル)で無傷の3連勝を決めた。「楽しみな1頭なのは間違いないです」と米谷師。まずは9月13日川崎の若武者賞(1500メートル)を試金石に今後を決めたいとのこと。さらには「血統的には芝もいけるので」と師。11月3日盛岡のジュニアGP(M1、芝1600メートル)も視野に入れているという。【牛山基康】